ピアノ防音室
ピアノ防音室に求められる遮音性能・音響の条件とは?
- マンションでは左右上下のご近所様・住宅の場合はお隣様に対して音が漏れない事
- 外部からの音漏れがなく演奏に集中ができる空間を作る事
- 音の反響を考慮した設計を行い、程よい反響のある最適な吸音処理をする事
防音ファクトリーの防音性能動画
約30Hz~4200Hzの周波数特性を持つピアノは、低周波による振動対策も必要となりお部屋を浮構造にする 必要があります。浮構造とはその名の通り【浮いている】という意味ですが、演奏する際に2つの種類に区別されます。
- 空気伝搬音・・・空気を媒体として伝搬する音。
- 個体伝搬音・・・建物の躯体に伝わった振動が、天井、壁、床が振動し音となる。
上記①②を考慮する事によって、遮音性能を向上する事が出来ます。
では、ピアノは実際どれだけの音圧があるのでしょうか?
ピアノの周波数帯域
音圧数値
遮音性能と施工方法
ピアノ防音室の遮音性能は空気伝搬音と個体伝搬を考慮し、D=50以上の設計で施工する事によってご近所様には迷惑が掛からない性能となります。通常ピアノではお子様で約65dB、大人で90dB以上の音が 出ますので防音室外では約40dB~45dBの音が聞こえる事となりますが、通常【特に気にならない】数字となっております。※個人差はございます。・・・・
天井、壁、床共に浮遮音壁を設置し、建物の躯体に直接音が入射しにくい設計で施工を実施致します。 防音ドアは2枚設置し、窓がある場合は必要に応じて2重サッシを取り付けます。